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2020年1月28日
世界にはたくさんの水まわりの国際見本市があります。その中でも世界的に有名なのがドイツ・フランクフルトで開催されるISH (International Sanitary and Heating)
(正式名称:バス・トイレ・ビルディング・冷暖房・空調・再生可能エネルギー国際専門見本市)
ISHは環境的問題に解決する情報を発信することを使命としていて、今後人口が増加し、エネルギー消費が増える中国やインドからの来場者が多いのも特徴です。
日本企業の出展もあり、出展者数は2532社。展示面積もホール10が新設され、27万5000平方メートルと年々パワーアップしています。20万人を超える来場で
近年では2019年に開催されました。2年に一度の開催で企業は鎬をけずり発表をしています。
2019年会場のテーマはエネルギーエリアと水回りエリアに大別され、AIと連動した空調システム室内温度管理などの展示があり、
それらから見えてくる今後の流れについて紹介したいと思います。
・水栓は光沢がないもの。マットなものが主流で色はブラック系
・洗面ボールもマットでブラックやグレー・ベージュなどが多くみられます。
・排水目皿はクロムを使用せず、マット色で統一されたモダンな傾向です。
・調和とデザイン
陶器、水栓共に薄型で軽量感をだし軽やかな印象をうけるフォルム
・強調したデザイン
水栓を角型でボリュームをだし存在感をだしたもの
・3Dプリンターを使用した水栓なども登場
・パール入りできらびやかに演出
・工芸品とのコラボ
・極限まで薄さを追求したシンプルな仕上がり
・水まわりにおけるネットワーク技術活用
音楽とスマホに連動し、時間帯をプログラムできるものなど利便性を追求。
・充実したパウダールームの提案で、リビングとは切り離し独立させる傾向に
・カラーバリエーションの増加
・家具と一体化(コンソール型)
・洗面とオーバーフローを陶器で統一しでシンプルに仕上げるなど
まとめ
インテリアと調和できるシンプルでモダンなものがトレンド傾向です。色はグレイッシュ系なものが多くなってきています。
昔ながらなクラシカルなものも勿論健在です。水まわりの選択肢は広がり、多様化を求める声に応える商品が増え、進化しつづけています。